一つ前の記事の続きで、お腹を壊した常連客の西田さんのために三舟シェフが特別に作ったメニューです。ハーブで蒸した白身魚にバターやクリームを使わずに作ったあっさりしたソースをかけていただく、フランス料理が苦手な人にでも食べていただける一皿です。三舟シェフは平目を使いましたが、あいにく平目は売っていなかったので、パンガシウスというベトナム産の白身魚を使ってみました。初めて食べてみましたが、さっぱりしていてなかなか美味しかったですよ。
一度、厨房に戻ると、三舟シェフは蒸籠を引っ張り出していた。フランス料理店には、普通、蒸籠はないと思うが、三舟シェフは便利な道具ならなんでも取り入れる主義らしい。
平目の上に、香草をたっぷりと盛り上げて、蒸籠に入れる。なるほど、あれなら、あっさりとして食べやすいだろう。(略)
しばらく後、出来上がったのは、蒸した平目に、トマトとパプリカのソースをあしらったものだった。白い平目に二種類の赤いソースがかかっている。添えられたハーブの緑がアクセントになっていて、目にも心地よい人されになっていた。
(『タルト・タタンの夢』文庫版P30)
トマトソース
パプリカソース





3. 湯向きしたトマトは半分に切って中の種を取り出す







