ビストロ・パ・マルのレシピから、奥さんに家を出ていかれて毎晩外食しているお客さんのために三舟シェフが作る特別メニューです。
前菜として脇田さんの前に出したのは、色とりどりのパプリカと生ハムの煮込みを、柔らかく火を通した卵に混ぜ込んだ料理だった。
それをフォークで口に運んだ脇田さんは、笑顔になった。
「はじめて食べるね。オムレツでもないしスクランブルエッグでもない。クリームのような感触になった卵に、野菜の甘さが馴染んでいて…とても優しい味だ」
「ピペラードと言います。バスク地方の有名なお惣菜です」
(『タルト・タタンの夢』文庫版p139)
三舟シェフのレシピはオリーブやレモンの塩漬けを使ったり、逆に牛乳もクリームも入れないで卵をトロトロにしあげるとういう手の込んだものです。私にはとても出来ませんので、普通に牛乳をいれたオムレツに合わせました。原作はこのあと鱈とアサリを野菜で煮込んだ料理をメインいしていますが、ドラマでは前菜にガルビュールというスープを出して、こちらがメインになっていました。鱈とアサリの料理はいずれ作ってみたいと思います。ガルビュールはこのあとの記事に書きます。





5. 水煮トマトを入れて潰しながら混ぜ合わせ、弱火で10分から15分ほど煮込む





11. ピペラードが煮詰まってきたら、塩、胡椒、ハチミツで味を調える
